半年で合格を目指す公務員試験対策ブログ

半年で公務員試験に合格する秘訣を教えます。

面接対策:公務員試験でよく聞かれる質問とは

 

はじめに 

 この章からは面接対策の話になります。まず主観なのですが、面接が苦手という人は多いと思います。その理由として

①筆記試験とは異なり質問に対する明確な答えがないこと

②想定外の質問をされても答えなくてはならないこと

③単純に話すのが苦手なこと

など沢山あると思います。私の場合は①の理由で面接が苦手でした。自分が良かれと思って答えたことが、面接官の質問の意図をうまく組み入られていないと評価は低くなってしまうからです。

でも難しく考えないでください。面接官も「人事部の公務員」です。つまり面接官も仕事として採用する人を決めています。当然、採用した人に問題があったら、その責任は採用を担当した面接官にあります。そのため、公務員試験の面接では欠点の少ない人を採用します。つまり質問の回答に対しては当たり障りのない無難な回答をすればいいのです。そうすれば評価としてAは難しいかもしれませんがB~Cは可能です。滑り込みの合格でも合格は合格です。自分を必要以上にいいように見せようとして自ら墓穴を掘ることは絶対にやめましょう。

 因みに現役時の私は面接に対して苦手意識があるためか、どうしても自分を良い様に見せようとして自ら墓穴を掘ることが多かったです(笑)

 

 また公務員試験の場合、民間企業と比較して、突拍子もない質問はそうそうされないです。型にはまった典型的な質問が殆どだと考えて問題ありません。そして、その質問内容も面接カードに基づいた質問が9割です。また実際に私が過去3年にわたって先輩や友人から面接試験の話を聞いて、質問内容を分析した結果、聞かれる質問に偏りがあることがわかりました。ある面接試験では私が予想して準備した質問が全て聞かれるほどでした(笑)

 では、その「公務員試験の面接で聞かれる質問」について解説していこうと思います。ここでは、特に受験者の多い国家一般職と地方上級の質問内容を解説します。特別区や市役所、国家専門職に関しては加筆という形で記載していきます。また地方上級はあくまでも私が受けた地域になるので皆さんが受験されるところとは異なるかもしれません。参考程度でお願いします。

 

国家一般職の面接対策

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国家一般職

 

 国家一般職はこのようになりました。1位は当たり前ですが志望動機です。68個の質問の中で21%を占めているので単純に19人中14人の人が聞かれています。そして、国家一般職特有の質問が希望官庁の理由です。この質問に対しては、他の官庁ではない理由や希望官庁でどんな事がしたいのかも掘り下げて聞かれる可能性が高いので、しっかりとした回答を準備しましょう。あとの質問は基本的に面接カードに書かれていることに対する質問です。面接カードの質問で共通している事は「①それを選んだ理由」「②苦労したこと」「③自分の役割」「④学んだこと」「⑤心がけたこと」「⑥仕事で生かせるか」です。

 何故このような質問がされるかというと、公務員の面接は「コンピテンシー型の面接」だからです。

 

コンピテンシー型の面接」とは簡単にいうと「受験する人が過去に行った取り組みに対しての「動機」「考え方」「実際の行動」をあぶりだす」面接方法です。

 

これだけだとイメージがわかない人もいると思うので簡単に具体例を出します。

 

テーマ:学業について達成感を感じたこと(共同発表)

①ゼミの共同発表のテーマはどうやって選んだの?(動機)

②共同発表のグループの中での自分の役割は?(考え方/行動)

③発表する上で苦労したことは?(考え方)

④それはどうやって対処したの?(行動)

⑤発表を通じて学んだことはなに?(考え方)

⑥それをどう仕事に役立てていく?(考え方/行動)

 

 このような流れで、コンピテンシー型の面接は行われます。内容は人それぞれ異なるとは思いますが、面接カードを書く際には、コンピテンシー型の面接の流れと上記で挙げた6つの事を意識してください。

 

地方上級の面接対策

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地方上級

 

 地方上級も国家一般職と同様に1位は志望動機です。ただ地方上級の場合は、「国や市ではなく何故県なのか」という質問がされます。その理由をしっかりと準備しておきましょう。もし下手なことを言うと、それは市でもできるのではないか、と言われてしまいます。そうならない為にも県規模でしか行えないような理由が必要になっていきます。

 他にも自分が希望している部署の施策や問題点も聞かれる場合があります。これについては事前に調べていないと全く答えられないので、地方上級を第一志望にしている人は希望部署関係の施策はしっかりと調べておきましょう。調べる際には、施策を行う前と後での比較、具体的な数値やデータ、そこから自分なりに考えられる改善点などまで準備しましょう。(因みに、私は施策までは聞かれないだろうと高を括っていたら見事聞かれて頭真っ白になりました)

 また自分が過去に行ってきた経験(サークルやアルバイトやゼミ)はコンピテンシー型の面接で聞かれます。よって面接カードに記入する際には先ほど説明したことを意識してください。

 

アドバイス

 これは完全に私の主観なので参考にできないと思ったら読み飛ばしていただいて差し支えありません。

 面接試験は国と地方によって対策をする比重が変わります。主に国家公務員の試験では面接の配点よりも筆記試験の配点の方が圧倒的に高いです。例えば、国家一般職なら、筆記試験が7/9で面接試験が2/9です。この場合、筆記試験で失敗してしまうと面接試験で評価Aを取らないと合格が難しいです。よって国家公務員を第一志望に目指す人は試験ギリギリまで勉強して1点でも高い点数を取ってください。公務員試験の面接は評価BとCが占める割合が殆どです。Aの人は全体の10%くらいと聞いたことがあります。(信憑性はないですが)

 一方で県庁や市役所などの地方公務員は筆記試験よりも面接試験の配点が高いです。

例えば神奈川県庁を例で出すと、筆記試験が200/550で面接試験が300/550です。もはや筆記試験で高得点を取っても人柄にバツが付いたら面接試験で簡単に調整されて落とされてしまいますね。中には筆記試験は足切りにしか使っていないとしか思えないところもあります。因みに神奈川県庁でも、まだ筆記試験の割合が高い方だと思います。

 よって地方上級を第一志望にする人は、筆記試験はボーダーより少し高めに取れる勉強量で残りはグループディスカッションや個別面接のために時間を費やした方がいいかもしれません。

また独学の人は面接対策だけは予備校などに通うことを考えてもいいかもしれません。何故なら面接は一人ではできないからです。質問をしてくれる人がいない事もあるのですが、何より誰かに見てもらうことが面接試験の対策として最も有効です。

それは、自分の気が付けない癖や言い回しを指摘してもらうことができるからです。他人が指摘して気が付いたことは、面接官も気が付きます。それを練習の段階で改善して、本番は最善の状態で挑みましょう。

 もし予備校に通うのが難しいのであれば近場のハローワークでも面接の練習をしてくれるので一回電話をして予約をとるのも1つの手ですね。

 

 面接対策以外にも公務員試験対策の記事は書いているので、用途に合わせて参考にしてください。

 

hakuryurex.hatenablog.com